潰瘍性大腸炎のストレスを軽減させ、幸福度を向上させる方法〜その壱〜
『皆さんはストレスとどのように向き合っていますか?または、どのようにストレスを対処していますか?』
私は中学生の頃から、ものすごくストレスを感じることがありました。また、凄く緊張したり、どうしようもない不安にかられることがありました。それは、潰瘍性大腸炎に由来するのか、パーソナリティーなのかよくわかりません。今回は私が幾つも試してきたストレス軽減方法の中から一つ紹介したいと思います。皆様のストレスを軽減させ、少しでも人生に充実感を味わい、幸福度が向上すればと切に思います。
<まず、自分のストレスの原因は何か?>
・潰瘍性大腸炎による炎症、腹痛、便意
*これらは肉体的にも精神的にも大きなストレス因子になりやすい。
・薬による副作用
*特にステロイドは交感神経を優位にさせるため。また、精神的に不安感がいだきやすくなるため。
・性格(パーソナリティー)
*もともとの性格、遺伝によるものかもしれない。
・呼吸が浅い
*呼吸が浅いと交感神経優位になりやすいため。
・運動不足
*運動不足になるとストレス耐性が低くなるため。
・社会的圧力
*学校、職場での対人関係。病気を理解できない方々の誹謗中傷。
・ホルモンバランスの関係
*特に女性はホルモンバランスが崩れやすく、自律神経が乱れやすい。
このようにストレスの原因は挙げればキリがないかと思います。
<ストレスによる自律神経の乱れが原因>
今回、注目した点はストレスや服薬による自律神経の乱れです。これは潰瘍性大腸炎に限りませんが、上記からも私達は自律神経が乱れやすいことがわかります。
<自律神経とは何か?>
自律神経は私達の体の呼吸、消化・吸収、循環、排泄などに対して重要な役割を果たしています。また、自律神経は免疫細胞の数などを調整しているため、乱れると免疫力を下げる一因になります。自律神経とは大きく分けて二つに分類すことができます。まず一つは交感神経、二つ目は副交感神経に分類されます。この二つの神経が乱れることで私達はストレスや不眠、うつ症状が発生しやすくなります。
<交感神経と副交感神経の違い?>
交感神経とは簡単に言うと、敵に対して防御システムが働きアドレナリンが出やすい状況を指します。副交感神経は食後、入浴などリラックスして体を弛緩させてる状態です。特に私達は物理的に交感神経優位に働きやすいのではないかと考えられます。交感神経が優位であると大腸の血管が収縮され老廃物がたまりやすくなります。また、顆粒球を多く産生するため、体内に大量の活性酸素が生じ、組織を破壊するのではないかと考えられます。
<では、自律神経を整えるにはどうしたらよいか?>
今回は心理面からのアプローチ方法を紹介していきます。私は大学時代に森田療法というストレスをコントロールする方法を学びました。『あるがまま』『目的本位』。それが森田療法のキーワードです。以下に森田療法について参考にした本を掲載しておきます。
<森田療法とは?>
森田療法は日本で生まれた世界的に有名な心理療法です。皆さんも仕事、学校、恋愛、人間関係などによる心的なストレスを抱える事があると思います。そのような時に、症状が悪化することが多々あるかと思います。 森田療法は私達のように心理的ストレスが体に不調を来しやすい人に効果があります。ストレスをコントロールし自律神経を整えるのに非常に役立ちます。
<結論&まとめ>
森田療法を生活に取り入れ、ストレスをコントロールし自律神経を整えよう。そして寛解期をのばし、自分の人生を充実させ幸福度を向上させていきましょう。皆様のストレスが軽減し、症状が改善することを切に願います。