チャラ男Project~EpisodeⅣ~

楽しむために楽をしない♪

西洋医学の限界

いくら医療が進歩しても幾ら良薬が開発されても潰瘍性大腸炎は治らない。

なぜなら、この病気が現代病であり、一種の生活習慣病であるからだ。

実際に発展途上国での潰瘍性大腸炎患者は極端に少ないか皆無である。

これは私達の生活が清潔で便利で快適さを追い求めてきた結果である。

何かを得るには何かを失わなければならない。

等価交換に得た代償である。

 

 

そして、潰瘍性大腸炎の有無は遺伝的な要因が大きく関係している。

環境に適応できない遺伝子が苦しみ弱っていく。

優生学の原理では私達は滅び行く遺伝子なのである。

 

しかし、そこで私達は人生の中で苦しみ弱って死んでいくだけなのか。

苦しみながらももがき続け、死を待つだけでなく生をつかみ取る強さが必要なのだ。

 

諦めることが必要な時があるのかもしれない。

けれども、自分の人生の責任を放棄してもいい理由にはならない。

 

私達は人よりも重荷を背負いながら歩む必要がある。

しかし、重荷があればあるほど私達の足取りは

より確かに、より深く残るのではないだろうか。

 

人の一生は重き荷を負うて 遠き道を行くが如し 急ぐべからず

不自由を 常と思えば 不足なし

心に望みおこらば 困窮し足る時を思い出すべし

堪忍は無事長久の基

怒りを敵と思え

勝つことばかり知りて 負くるを知らざれば 害その身に至る

己を責めて 人を責むるな

及ばざるは 過ぎたるに 勝れり

                           徳川家康